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250話

王林という男は三つの言葉で表現できる、それは「日和見主義者」だ!どちらの風が強く吹けば、そちらに靡くタイプで、こういう人間は往々にして利用価値がある。

そう考えて、私は曹全宝に電話をかけ、王林の居場所を知らないか尋ねた。電話口で曹全宝は、王林はカラオケに行ったようだと言った。

王林がどのカラオケにいるか確認した後、俺たちは出発した。今回は昊霖、張芸、罩子龍だけでなく、斌哥と罩子龍も一緒だった。昊霖はさらに数人を連れてきていた。その中で先頭に立つのは二人で、一人は「小超」、もう一人は「小杰」というあだ名で、二人とも毛震の側近の腕利きだった。毛震が死んだ後、小超と小杰は昊霖について来たのだ。

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