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205話

「鳥毛兄貴に俺が拳を食らわせたら、奴は地面に倒れこんで鼻血を垂らし、口では罵声を上げ続けていた。だが俺には一つ特徴があって、一度怒りが爆発すると、簡単には収まらなくなるんだ。

鳥毛兄貴が立ち上がる前に、俺はテーブルの上の酒瓶を掴んで突進した。その時はもう怒りで頭が燃えていたから、深く考えもせずに酒瓶を鳥毛兄貴の頭目掛けて叩き付けた!

「あぁっ……」という悲鳴が上がり、鳥毛兄貴は片手で血を流す頭を押さえながら、もう一方の手で震えながら俺を指差した。「楊晨宇、お前まさか……まさか俺を殴りやがったな!お前ら何のために飯食ってるんだ?!早く奴をぶちのめせ!」

鳥毛兄貴もすっかり切れていて、手には...