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40話

「先ほどは蒋奂西に冷たく問い詰められたのに、周正は内側から外側まで明らかに喜びに満ちあふれていた。

「彼女に話してくる」

令儀が中に入ろうとした瞬間、周正に抱き寄せられた。

「どうしたの?」彼の眼差しは熱く燃えるようだった。

「俺は君を満足させられたかな?」

「……」この人ったら——、彼女は仕方なく答えた。「まあまあかな」

「そのまあまあは肯定的な意味?」

「あなたはどう思う?」

彼はその言葉を味わうように、答えずに身を屈めてキスをした……

セックスの時以外、二人はキスなどしなかった。令儀が避けるべきか迷っている間に、彼の唇はすでに彼女の唇に触れていた。

温かい唇、軽いつついたようなキス。彼は...