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850話

浴室で、二人の目には互いの姿しか映っていなかった。

趙麗麗の絶世の美貌に涙が伝うのを見て、私は今、後悔で胸が締め付けられた。私は愛情を込めて、熱を帯びた舌先で彼女の玉のような顔に流れる涙を一滴一滴舐め取った。まるでそれが私の命のすべてであるかのように、丁寧に口づけた。

趙麗麗は私の心からの思いやりを感じ取り、可愛らしく玉のような手で私の胸を叩いた。ただ、その力は叩くというより、むしろ撫でるようだった。彼女の上半身はまだ裸のままで、先ほど私が脱がせた服は今も浴室の床に放り出されていた。

だから彼女が玉手で私を叩く度に、胸の豊かな膨らみが時折触れ合い、波が打ち付けるような感覚があった。それで...