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761話

「やっぱり今の考えが一方的な願望だったことに気づいた。二人の女性と楽しめるはずだった計画が台無しになり、王婉君があんなに艶やかで、きっとベッドでは想像もつかない快楽をもたらしてくれただろうと思うと、正直名残惜しい気持ちになった。

しかし、すぐに気分が明るくなった。王婉君が出て行き、ドアが閉まった後、董秋娘の可愛らしい顔に不自然な表情が浮かんでいるのを見たからだ。女性の微妙な心理にはある程度理解があるつもりだ。董秋娘のこの表情を見た瞬間、彼女が私との官能的な快楽を思い出し、二人きりでいることにまだ慣れていないのだと察した。

今また董秋娘と二人きりになれば、遠慮なく彼女を誘惑できる。前回のよう...