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691話

その銃先が香泉の幾重にも重なる皺を擦る快感は、言葉では表現できないほどだった。全身の感覚神経が男女の器官が触れ合うわずか数寸の部分に集中し、一突き一引きが名状しがたい悦びを、一進一退が比類なき歓喜をもたらしていた。

私は全てを忘れ、頭の中は真っ白になり、ただ抽送の度に伝わってくる快感の波を純粋に味わい、趙麗麗との肉体と魂の交流から得られる愛の真髄を感じ取っていた。

同じ動作を繰り返し続けているにもかかわらず、受ける刺激はどんどん強くなっていく。目の前では凶器の先端が趙麗麗の香泉を絶え間なく出入りし、次々と溢れ出る花蜜を無数の細かい泡へと変えていく。その泡は凶器全体にまとわりつき、白く覆い尽...