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680話

「まだ欲しそうな目で僕を見つめ、眉を寄せて切なげにこちらを見ている彼女が今一番欲しているものは、もちろん分かっていた。だから僕は最速のピストンに調整したが、速さと共に力加減も難しくなる。

彼女の奥まで突くたびに止まることなく、ただひたすら力強く突き続けた。太ももが机に当たって「ガンガン」と音を立てる。もし机の後ろが壁に接していなければ、きっと机を倒してしまっていただろう。

この速さが彼女にクライマックスへの原動力を与えたようだ。突然彼女は僕をきつく抱きしめ、頭を後ろに反らせて夢中で「あぁっ…」と大きく叫んだ。

その声は久しぶりの開放感に満ちていた。続いて彼女の体が激しく痙攣し、蜜壺からも...