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473話

夜のお店で飲んでから女の子を連れ出すなんて、私にとっては本当に初めての経験だった。

「はい、戻りました」

女の子が私の側に戻ってきて、口を開いた瞬間、濃い南方訛りが飛び出してきた。

さっき店の中では聞き取れなかったが、今はっきり聞こえた途端、私の心の中の何かしらの抵抗感が不思議と薄れていった。

そうして私はこの女の子を連れて、何の波乱もなくホテルのチェックインを済ませ、部屋に入った。

「お風呂入ってくるね」

私が何か言う間もなく、彼女は勝手に服を脱ぎ始めた。

彼女の服装は他の女の子たちとは少し違っていた。ほとんど肌を晒しているような同業者たちと比べると、彼女の服は露出が少なく、胸...