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457話

キッチンからすぐに食器を洗う音が聞こえてきて、それから義理の娘の声が続いた。「お父さん、先にお風呂に入ったらどうですか?パジャマはあとで持っていきますから」

「ああ、いいよ」

私はテレビを消して、浴室の方へ歩き出した。

まずい、頭がちょっとくらくらする。

本当に酔ってしまったのか?赤ワイン一本半じゃ、そこまでじゃないはずなのに。

心の中でつぶやきながら、少し足元がふらつきながら浴室に入った。

服を脱ごうとしたとき、外から義理の娘の声がまた聞こえてきた。「新しいタオルは棚に置いてありますから、お父さん自分で取ってくださいね!」

「わかった!」と答えながら、心の中に妙な感覚が湧き上が...