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412話

普段であれば、顔如玉はせいぜい数十秒ほど形だけ卵を泡立てて終わりにするところだったが、今日は違った。香泉がこの小さな動きの砲火にあまりにも心地よさを感じ、彼女は止められなくなっていた。そのため、卵を泡立てるという作業が、なんと五分ほども続き、泡立て器で作るよりも良い状態に仕上がっていた。

顔如玉が気持ち良さそうにしている様子に、私も極めて心地よい気分だった。これまで彼女と過ごす時は、いつも激しく突きまくる中で過ぎていった。実は彼女だけでなく、ほとんどの女性とはそうだった。田敏捷など極めて少数の女性とだけ、砲火を彼女たちの香泉の中に静かに留めておくという経験をしたことがあり、そのような待遇を最...