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361話

「私も彼にちゃんとテレビを見ていてもらおうとしたのに、どうしても手伝うって言うから、私のせいじゃないわ」赵思思は顔を赤らめて言った。

「唐さん、思思のせいじゃないよ。僕が不注意で滑っただけさ」と私は笑いながら言った。人の妻を寝取っておきながら、顔色一つ変えず、真顔で、しかも相手と談笑している。僕の図々しさもどんどん増してきたものだ。

「刘先生、うちに来てくれたんだから客人なのに、こんなことさせられないよ。さあ、僕と一緒にリビングで話そう。ここは思思一人に任せておけばいいから」唐川は笑顔で言った。

私は頬を赤らめた赵思思をちらりと見て、頷きながら「それじゃあ」と笑った。

私が同意すると、...