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356話

「趙思思の言葉には全く自信が感じられなかった。

むしろ情趣を高めるために言っているようにも聞こえる。

「へぇ!そうなのか」俺は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、両手を趙思思の脇の下から通して直接彼女の胸に当てた。「思思、ここはやっぱりこんなに柔らかいんだな!触り心地が最高だよ」

胸元から伝わる熱を感じながら、趙思思は足腰が立たなくなり、呼吸が荒くなった。スプーンを握る手にも力が入らず、頭を後ろに傾けて俺の肩に預け、小さな唇を少し開いて荒い息を吐いている。「お兄さん、優しく、優しくして…私…息ができないわ、お兄さん、ダメ…ここじゃダメ、彼に見られちゃうから…」

俺は趙思思の言葉を無視...