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213話

「あの人ったら!ふん……」

私が孔泉のことを持ち出すと、田敏捷はあからさまに軽蔑した表情を浮かべた。「ダーリン!あなたに言うけど、あの人は本当に男じゃないわ!あんなのと結婚して何年も経つけど、一度も絶頂を味わったことなんてないのよ!」

田敏捷はそう言うと、急に声を柔らかくして続けた。「ダーリン、ありがとう。あなたのおかげで、こんなに心が溶けるような感覚があるって知ったわ。あの時から、あなたが私を本当の女に戻してくれた。ダーリン、愛してる!」

田敏捷は感極まった様子で、唇を差し出し、自ら求めてきた。

「君が幸せなら、僕も幸せだよ」

私は田敏捷の小さな唇を優しく吻き返した。

再び情熱的...