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146話

まるで長年熟成された女儿红を味わうような、あの陶酔感に私は深く魅了されていた。

大宝贝は優しく唇を私の首筋に這わせ、鼻を私の首元に埋めて愛しさの香りを深く嗅ぎ込んでいる。なんと心酔わせる感覚だろう。

「悪い人…義理の娘はあなたを愛してる」大宝贝は私の耳元に口を寄せて囁いた。

「大宝贝、俺も愛してるよ。必ず幸せにするから」私は義理の娘の耳たぶに口を当て、そっと約束した。

「うん、信じてる。愛して…」

大宝贝は長い首を上げ、私の唇が彼女の首筋を巡るままに身を委ねた。私は彼女の白く滑らかな首筋の隅々まで唇を這わせ、そこから下へと降りていく。胸元の滑らかな肌に軽く口づけを落としていき、甘い唾...