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1360話

「赵小夏は高凡の話を聞き終わると、たちまち顔色を失い、首を横に振った。

「まあ、怖すぎる!火の霊だの木の霊だの、私、全然理解できないわ」

高凡はくすくすと笑った。

「僕も理解できていないよ。これはあくまで僕の推測に過ぎないんだ。でも、もしこの推測が正しければ、この世には他にも三種類の元素体が存在する可能性がある」

「どの三種類?」赵小夏は驚いて尋ねた。

高凡は真剣な表情で言った。

「金・木・水・火・土の五行に従えば、君が火の霊で、小雅が木の霊なら、金の霊、水の霊、そして土の霊もいるはずだ」

「どうしてそんなことが分かるの?」赵小夏は困惑した様子で高凡を見つめ、背筋が少し冷たくなるのを感...