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1099話

「張大柱から手渡された真っ赤な感謝の旗を見て、高凡の心も大いに感動した。以前テレビで見たことがあったが、誰かが感謝の旗を贈るというのは、最大の感謝の表現だ。それは心からのもので、お金よりも人の心を打つものだった。

張大柱夫婦に微笑みかけ、高凡は笑顔で感謝の旗を受け取った。「張おじさん、趙おばさん、そんなに気を遣わなくても。それで、円円ちゃんの病気は今どうですか？」

「良くなったわ、もう完全に治ったの」趙おばさんは急いで頷きながら言い、それから下の人だかりの方に手を振った。「円円、早くこっちに来なさい」

彼女の言葉が終わるや否や、人だかりから5、6歳の子供が小走りで上がってきた。その子が高...