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チャプター 91

「くすくす、誰のせいかしら?あなたったら、来るなり姉さんをじろじろ見てるんだもの。姉さんがそんなに美しいの?」孟嬌が笑いかけた。

「もちろん、姉さんは世界一美しいです」王迪は何度も頷いた。

「本当に?」王迪が自分を褒めているだけだとわかっていても、孟嬌の心は嬉しさでいっぱいになった。どんな女性だって、男性からの褒め言葉を喜ばないわけがない。

「ええ、純金よりも本物です」

「じゃあ、あなたは...欲しい?」孟嬌はそう囁きながら、片手を王迪の太ももに置き、優しく撫で始めた。

王迪は太ももにしびれるような感覚を覚え、孟嬌の妖艶な眼差しを見れば、遠慮するはずもなかった。

「欲しいです、とて...