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チャプター 623

雲の向こう側の後も、王迪はまだ張燕を離さなかった。二人は地面に横たわり、王迪は張燕を抱きながら彼女の体を撫で回していた。張燕の全身は火のように熱くなっていた。火のように熱く柔らかい初めての女性の体を抱きしめ、王迪はまた欲しくなった。

「燕」王迪は小さく呼びかけた。

「うん」張燕も闇の中で小さく応えた。

「したいんだ」

「さっきしたばかりじゃない?」張燕は口を王迪の耳元に寄せて、蚊の鳴くような小さな声で言った。王迪も同じように張燕の耳元に口を寄せて答えた。「さっきは中に入れなかった。君の中に入れたいんだ」王迪はそう言うと、張燕の胸に顔をうずめた。

「王迪、お母さんがあそこで寝てるよ。怖...