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チャプター 580

王長順は浮かれた様子で立ち上がり、豪快にズボンを引き上げた。

「雲、家で待っててくれ。終わったらまた来て、濡らしてやるからな」

「うん、待ってるわ」王雲は王長順に媚びた目配せをした。王雲は決してそういう類の女ではなかったが、長い間男がいなかった。この年頃の女性がどうして耐えられようか。あの日、王長順が初めて彼女の家に訪れた時には、すでにベッドを共にしていた。それから彼らは何度も抱き合って戯れてきたのだ。

「じゃあ、行くよ」王長順は満足げに王雲の家を出た。

王庄子の小さな石橋を渡ると、楊窯子が橋のたもとで待っているのが見えた。

「窯子、なんでここにいるんだ?お前も妹っ子を口説きに来たのか?」王...