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チャプター 510

王迪が大型トラックに乗ってモモの谷に戻ると、王長順の一件はすでに村中の知るところとなっていた。

「王迪よ、お前の村長はやるな。真昼間に草むらに隠れて人の女房とやってるところを、自分の女房に現行犯で捕まるとはな、はははは」楊窯子は王迪の肩に手を回し、腹を抱えて笑い転げた。

「え?どういうこと?三宝おじさんはここで計量係をしてたんじゃないの?どうして山に行ったの?」王迪は頭をかきながら尋ねた。

「お前が知らないだけさ。午後は俺が計量を任されて、あいつは女を抱きに行ったのさ」楊窯子はタバコを咥え、不良っぽく言い放った。

「窯子兄貴、ひどいなぁ。絶対何か悪だくみしたんだろ」王迪は王長順が理由も...