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チャプター 37

「ただ、彼の視線が思わず下に向かったとき、その山々の頂にある一点のピンク色を見て、もう一度思わず唾を飲み込んだ。

この瞬間、彼はどれほど一口噛みつきたいと思ったことか。そして彼の弟分も、無意識のうちに立ち上がっていた。

「お兄ちゃん、薄手の服が好きなの？」蘇黙黙の顔も赤く染まった。さすがに十五歳の娘としては、多少の恥じらいがある。

しかし、それ以外の表情は幸せに満ちていた。幼い頃から父親のいなかった彼女にとって、男性からの愛情を得ることがどれほど望ましいことか。

それが少し不適切だと心の中では分かっていても、彼女はやはり王迪の優しさを求めずにはいられなかった。

「何言ってるんだよ、俺がそんな人...