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チャプター 361

「あむっ」と小さな口を開けて大きく一口飲んだが、このコーヒーはまだ熱かった。

劉熙然の頬は熱さで赤くなっていたが、歯を食いしばって声を出さなかった。もう王迪の前で恥をかくわけにはいかない。

王迪はスプーン一杯ずつコーヒーを飲みながら、顔を赤らめ耳まで真っ赤になっている劉熙然を見て、慌てて尋ねた。

「熙然ちゃん、大丈夫?」

「うん、平気」劉熙然の舌はやけどして少しもつれていて、言葉を発するとよだれが溢れそうになった。

劉熙然は急いで身を屈めてティッシュを取り出し、口を拭いた。その瞬間、胸元から白くてふわふわとした二つの半球体が王迪の目の前に丸見えになり、さらに襟元から黒いブラジャーまで見えてしま...