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チャプター 36

「私たちが何人出すかという問題じゃないんだ。全員が参加しなければならない。そうしなければ、防衛隊に入った者は守れるかもしれないが、入らなかった者は守れない」と趙長凡が口を開く前に、王迪が言った。

王迪は今やこの連中の腹を読んでいた。彼らは誰かに手を出されることを恐れているのだ。今の自分は権威を代表しており、つまり生殺与奪の権限が自分の手にあるということだ。

「王さん、俺たちが全員出したら、俺たちはどうなるんですか?」

張如松は少し躊躇った後、ついに質問を口にした。

連合防衛隊を組織して、そこに入る人間のうち自分の配下として残れるのは数人だけ。張如松も趙長凡も古狐だから、それくらい分かって...