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第二十七章

王長順は四十代になっていながら、家には若い美人妻がいるというのに、まだ浮気心を持ち続けていた。

噂によれば、村の苗翠花と王長順は関係があるらしいが、みんなただの噂話として流しているだけで、真剣に受け止める者はいなかった。

王長順は上機嫌で家に帰ってきたが、自分の妻の胸が他人に揉まれていたことなど知る由もなかった。

「おじさん、お帰りですか?」王長順が家に入ると、王迪と柳千華はきちんと座っていた。

柳千華は先ほどまで乱れていた服装もきっちりと整えていた。

王迪は普段通りの表情だったが、柳千華は何か後ろめたいことでもしたかのように、顔を真っ赤にしていた。

しかし王長順の頭の中はまだ王寡婦のあの黒...