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チャプター 201

柳菲は本来、王迪と心を打ち明けて話そうと思っていた。昼間に王迪に体を撫でられて、全身が火照るような感覚が残り、落ち着かない気持ちだった。

だから今、柳菲は王迪ともう一度会いたいと思っていたのだが、まさか王迪のところにはすでに先客がいるとは思いもしなかった!

「柳菲姉さん、こんな遅くに王迪を訪ねて何かあったの?」王大丫は毛布一枚だけを纏った柳菲を見て、思わず好奇心に駆られて尋ねた。

「わ、私、部屋を間違えたの」柳菲はとっさに適当な言い訳が思いつかず、でたらめな理由をつくり上げた。

「えっ」王迪と王大丫が揃って声を上げた。

そして同時に、部屋の中からさらに別の声も聞こえてきた。

あまりにも...