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500話

病院を出た時には、もう空はすっかり暗くなっていた。

劉湘は今、まるで恋に落ちた少女のように、張輝の肩にぴったりと寄り添い、その顔には幸せに満ちた喜びが溢れていた。

張輝は劉湘の魅力的な曲線を感じながら、心に波紋が広がるのを抑えられなかった。彼は軽く劉湘の手を引き、「劉院長、あなたの問題はもう完全に解決したから、そろそろ行くよ」と言った。

劉湘はハッとして我に返り、驚いた表情で彼を見つめ、「な、なに?張輝、行っちゃうの?」と動揺した声で尋ねた。

「もちろんさ。どうした?劉院長、名残惜しそうだね」張輝は悪戯っぽく笑いながら、からかうように言った。

劉湘の頬に...