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311話

これを思うと、彼の心の中には突然強烈な悲しみと怒りが湧き上がってきた。張輝は十分に理解していた。一度罪悪天使になってしまえば、それは帰れない道であり、この先はただの生ける屍として生きるしかないのだと。

そこまで考えていたにもかかわらず、張輝は静蘭をじっと見つめながら、思わず小さな声で呼びかけた。「静蘭、お前は、お前は俺が分からないのか?俺だ、張輝だぞ?」

静蘭は相変わらずあの表情で彼を見つめ、真っ赤な唇に不気味な笑みを浮かべた。「張輝、私たちの主人はとっくにこうなることを予測していたわ。静蘭と紗織、あなたの致命的な弱点のようね。今私たちが使っているのは彼女たちの体。さあ、私たちと戦って、あ...