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249話

張輝は「探陽弥陰術」という邪悪な蠱毒の術について聞いたことがあった。年老いて色褪せることを恐れる女たちが、若い男性と関係を持つことで青春の精を吸い取り、自分の失われた若さを補うという邪術だ。

古代の宮廷では多くの妃嬪たちがこの蠱術を用いたという。最も有名なのは武則天と西太后で、特に西太后は六、七十歳になっても若々しい容姿を保っていたのは、この蠱術のおかげだったと言われている。

だが、この蠱術は男性に対する被害も甚大だった。蠱にかかった若者は青春の精を吸い取られ、突然に老化し、背中が曲がり、目は霞み、耳は遠くなる老人と化してしまう。しかも、一週間のうちに、想像を絶する病の苦しみに耐え続け、最...