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652話

しかし、頭の中は真っ白で、これからどう進めばいいのか、まったく見当もつかなかった。

韓山は仕方なく、林ママについて外へ向かった。

「私、ここに残れないの?」韓山は不満げに林ママを見つめて尋ねた。

「ダメよ。あなたが善人なのか悪人なのか、まだわからないんだから!」林ママは韓山の言葉を聞いて、きっぱりと言い切った。

結局、林ママは他に方法がなく、頷きながら言った。「こうするしかないみたいね」

「あなたが悪人じゃないなんて保証できないわ。もしあなたが何かの指名手配犯だったら、私がその責任を負わなきゃいけないの?」林ママは韓山を睨みつけた。

最後には、韓山も諦めて、仕方なく林ママについて外へ...