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46話

その時、徐若溪は電話を取り、相手に冷静に尋ねた。「小麗、用件を手短に言って。こちらは急ぎの案件を処理中よ」

「徐社長、大変です！下山市の保安会社が突然、私たちとの取引をキャンセルしてきました！」

電話の向こうからのその言葉を聞き、徐若溪の顔色が一瞬で青ざめた。

下山市保安会社との契約のために、徐家紡織会社はかなりの代償を払っていたのだ。契約が決まったと聞いた瞬間から、徐家は全ての運転資金を原材料の購入に回し、今や会社には資金が残っていない状況だった。

そんな中、下山市保安会社が突然契約をキャンセルするなど、徐家紡織会社にとっては文字通り致命的な打撃だった。

徐若溪は顔色を失ったままし...