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433話

韓山は老婆との別れを告げ、一人で大通りを歩いていた。通りの一角に立ち止まると、ポケットからしわくちゃになったタバコを一本取り出した。

「東子のことを、見て見ぬふりなんてできるわけがない」韓山は冷笑し、口元に薄い笑みを浮かべた。

その笑みは次第に不気味さを増し、恐ろしいほどの冷酷な気配が韓山の体から漂い始めた。その痛ましい雰囲気に、見ている者の心は震え上がるほどだった。

通りすがりの人々は韓山を見て、次々と顔をそむけていった。通報しないだけでもマシなほどだ。

結局のところ、大通りでこんな恐ろしい眼差しを突然見せられたら、誰だって恐怖を感じるだろう！

韓山は大通りに立ち、遠くの光景を眺め...