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605話

ただ、この時間は外が暗く、大威の寝室の灯りは明るく輝いていたため、大威は十数メートル離れた場所で、自分の妻が見知らぬ男に腰を抱かれ、体を妻の丸みに押し付け、妻の最奥まで深く侵入していることなど、想像すらできなかった。

「ああ、じゃあ忙しいなら仕事に集中して、早く終わらせて帰ってきてよ。あなたのとこのろくでもない部署は、忙しくなるとすぐにあなたを引っ張り出すんだから、本当に困ったものね。これからはそういう仕事、断れるものなら断ったほうがいいわ。いつもあなたばかりが引き受けるのも解決策じゃないでしょう。

それに、あなたがどれだけ頑張っても、功績は他の人に横取りされるんだから。今の時代、ただ真面...