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589話

「この女が嫌がれば嫌がるほど、もっと李さんの興奮は高まっていく。嫌がり、拒絶しながらも、結局は彼の足元に跪き、小さな口を開いて咥えているのだから」李さんは潘文清の結い上げた長い髪を掴み、さらに腰を前に突き出した。

緑地帯の中で李さんと潘文清がひそかに交わっている一方、遠く離れた場所では、林倩倩がそっとさらに前に近づいていた。あちらは光が乏しく、ぼんやりとしか見えないため、好奇心に駆られた林倩倩はもう少し前に進み、今度は緑地帯の縁近くまで来ていた。幸い、この位置にも緑地帯があり、お互いの姿を隠してくれていた。

林倩倩が中をのぞき込むように身を傾けると、ようやく以前よりも少し鮮明に見えるように...