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553話

まだ夜の六時七時頃で、空も完全に暗くなってはいなかった。しかも人や車の往来が最も多い時間帯だ。この道を抜ければすぐに住宅区だから、孫さんは何か危険なことが起きるとは全く心配していなかった。

孫さんは心の中で先ほどの味わいを甘く反芻していた。嫁の体があんなにきつく締まっていたなんて、まるで魂を絞り取られるようだった。

唯一残念だったのは、時間の問題で孫さんが深く後悔していることだった。彼だって馬鹿じゃない。必死に自制しようとしても制御できなくなった後、自分は素晴らしく気持ちよくなれたが、嫁のあの色気に満ちた欲望に燃える表情を見て、孫さんは彼女がきっと満足していないことを知っていた。

そして...