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545話

その時、孫さんは晴さんのベッドに寝ていた丸みを両手で押さえつけ、動かないようにした。孫さんの声はうめき声を漏らしており、李さんは今の彼がきっと歯を食いしばって必死な表情をしているだろうと想像できた。

李さんにとって、目の前の光景は肉体的にも精神的にも強烈な刺激だった。特に男女の差が余りにも大きく、一方はあんなに若く、もう一方は老人で、体格の対比がそれを一層際立たせていた。

しかも二人は義理の親子という禁断の関係にあり、それが無意識のうちに李さんの心の中でさらに興奮を高めていた。

孫さんはゆっくりと出入りするだけでも、必死に二分ほど耐えるのがやっとだった。問題は晴さんの方だった。彼女はあま...