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455話

「この二つの快適なリクライニングチェアも、なんて心憎い設計なんでしょう。ぴったりと寄り添っていて、しかも間に何の仕切りもない」

魏琴が香り立つ魅惑的な匂いを漂わせながら目の前に横たわった時、椅子の傍らでは映画の柔らかな音が流れ始め、プロジェクターが映画の冒頭シーンを映し出し始めた。一方の李さんは、体を横向きにして脚を魏琴の上に乗せ、股間の敏感な部分をこすりつけながら、その巨大なテントで魏琴の魅惑的な腰つきを貪るように見つめていた。

「ちょっと、待って。まずは映画を見ましょう。それに、隣の部屋からもうすぐ声が聞こえてくるわ。今は焦らないで、この楽しみはゆっくり味わうものよ。本当に、後になれば...