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395話

張敏は一秒一秒が耐え難い拷問だった。全身を濡れた寝巻きで覆われ、彼女の体からはこの男の液体の匂いが漂っていた。それは張敏にとって耐え難いものであると同時に、恥ずかしさのあまり、彼女は股間がさらに濡れていくのを感じていた。

強烈な屈辱感に襲われた張敏は、それが自分自身のものだと認めたくなかった。彼女は自己欺瞞的に、それらすべてを老李が彼女の体に流した液体だと思い込み、それが自分の「そこ」まで流れ込んだのだと言い聞かせていた。

どれくらいの時間が経ったのか分からない。おそらく10秒も経っていないか、少し長かったかもしれない。しかし張敏にとっては、一秒一秒が一年のように感じられた。

水の流れがゆっく...