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375話

張敏も一瞬戸惑ったが、老李軍の表情に怒りや嫉妬の色が全くなく、品のある顔に穏やかな微笑みを浮かべているのを見て、ようやく安心した。

老李が孫建軍が怒って故意にそう言ったのではないかと戦々恐々としていると、張敏がくねるように腰を動かし、妖艶で魅力的な体で彼の隣に座った。「いいわ、新しい旦那さんの隣に座るわ。今夜から、彼が私の旦那よ」

老李は返事もできず白酒を一口飲んだ。この時すでに、テーブルの下で小さな手が薄い下着越しに自分のモノを握っていることに気づいていた。

老李は何も動けなかった。今はまだ理性的な状態で、心の中では孫建軍に対して恐れを抱いていたからだ。

「老李、酒に強いんだから飲み...