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325話

張敏が言い終わると、ようやく老李のものを名残惜しそうに手放し、振り向いて前もって用意していたコンドームを、きつく締め上げたTバックから取り出した。彼女は色気漂う眼差しで、体格のいい老李と一瞬視線を交わした。

張敏が包装を破り、潤滑剤で濡れたコンドームを老李に装着しようとした時、予想外の困難に直面した。

「サイズが合わないみたいだな。これをつけたら痛くてたまらなくなる。いっそ、つけないでいいんじゃないか?さっと済ませよう、もう我慢できないよ」老李は張敏を引き寄せながら笑みを浮かべ、彼女の背中に手を回して小さな寝室のベッドへと導いた。

張敏はこんな展開を想定していなかった。だが、夫に気づかれ...