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122話

最後、李さんは月月を連れて省都へ行った。

李さんは年こそ取っていたが、豊富な職歴を持ち、マンション管理会社の修理工として働き始めるのは造作もないことだった。

先日、マンションのエレベーターの定期点検をしていた時、偶然一人の美しい女性と出会った。

肌は白く顔立ちも整っており、スタイルは文句のつけようがなく、特に胸の豊満さは目を引かずにはいられなかった。

一緒に働く同僚たちの内緒話によると、その若い人妻は鄭婷婷といい、今年26歳で、噂では大物社長の愛人だという。

なるほど、いわゆる「二号さん」か。

月月も最近仕事を見つけたが、まだ研修中で、家には李さん一人だけが残されていた。

ここ数日、李さん...