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956話

葉天明の言葉がどんどん熱くなり、肖薔薇は首筋まで真っ赤になって聞いていた。彼女の目には喜びがちらりと浮かんだが、すぐに消え、慌てた様子で言った。「葉先生、もう言わないで。恥ずかしすぎます」

「肖先生、僕は...僕はただ口べたで、上手く人を褒められないんです。でも本当に美しい。最近、あなたのことをよく考えてしまって、少し落ち着かなくて。毎日授業も集中できなくて...これは一体どうしたことでしょう?」

葉天明は思わず肖薔薇の蓮のように白い手を掴み、切迫した表情を浮かべた。

すでに心が乱れていた肖薔薇はすっかり呆然となり、艶やかな瞳に迷いの色を浮かべ、心臓が「ドクドク」と止まらなく鳴り続けた!...