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870話

「葉先生、学校が完成しました!」

珍児は体にフィットした長袖を着て、下にはジーンズを履いていた。そのしなやかな体つきからは、清楚な少女特有の雰囲気が漂っていた。

葉天明はうんと返事したが、その表情はとても複雑だった。

「学校は建ったけど、実際に通ってくる人がどれだけいるかな」と彼は苦笑いを浮かべた。

「葉先生、あなたの一番弟子が来たじゃないですか?」珍児はぴょんぴょんと歩み寄り、人目のないのをいいことに彼の体を抱きしめた。

葉天明は居心地悪そうに「珍児、やめなさい。人が行き来する場所だ。誰かに見られたら良くないよ」と言った。

珍児は彼の体を離そうとせず、ふたつの豊かで丸みを帯びた柔らかいものが...