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812話

その洪荒の巨人が、まるでバネのように飛び出した瞬間、池歓の目に一筋の喜びの光が走った。

彼女は両手で彼の宝物をしっかりと握り、その先端に向かって、そっと湿った熱い息を吹きかけた。

葉天明は全身が痺れるように柔らかくなり、まるで電流が体中を駆け巡るようだった。彼は深く息を吸い、胸の内の昂ぶりを必死に抑えたが、次の瞬間、池歓は艶やかな唇を開き、彼の宝物を一気に咥え込んだ。

「うっ……」

池歓の巧みな吞吐と熱心な吸引に、心地よい感覚が波のように押し寄せ、葉天明の意識が朦朧としていく。

恍惚とした表情を浮かべる池歓は、もう片方の手をスカートの中へと忍ばせ、自らの秘所を弄りながら、心の奥底に抑え込んでい...