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587話

葉天明は手を離さず、片手で彼女の腕を支え、もう片方の手は彼女の腰を半ば支えていた。

「素琴姉さん、前に石があるから、足を上げて」と葉天明は注意を促した。

沈素琴はすでに意識が朦朧としはじめ、最初の拒絶から、今ではほとんど彼の腕の中に倒れ込むような状態だった。

葉天明は心の中で狂喜し、沈素琴の弾力に満ちた体を抱きながら、全身の血液が沸騰するのを感じていた。

「葉...葉村長、距離を置いてください。私は未亡人で...村の貞節牌坊なんです」沈素琴の理性はまだ完全には失われておらず、必死に葉天明を押しのけようとした。

この半ば押し返し半ば従うような状態で、二人はようやく家に戻った。

彤彤が...