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575話

「この木頭野郎、何がわかるっていうの?ただのエビ養殖池がどうしたって、村が潰れるわけないでしょ。李二栓が村長になれば、私たちに数エーカーも余分に分けてくれるのよ!」

「でも葉村長はよくやってるじゃない。石橋村との合併を計画して、同じ福祉を受けられるようにしてくれるんだよ。数エーカーの土地なんて何の意味があるの?ほんの少し穀物が増えるだけじゃないか!」

「あんた...あんた今私に口答えしてるの?言っておくけど、葉天明がいる限り、私たちに良い日なんて来ないのよ!どんなことがあっても、あの男を村長にしてはダメなの!」

「くそ、この女、ずいぶん根性が据わってるな!」葉天明は壁の隅に唾を吐いた。

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