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543話

「あ、天明……すごすぎるよ……毎回息が詰まりそうになるほど。毎回死んじゃうかと思うくらい」莹莹は天明の熱く逞しい体を抱きしめながら、豊かで丸みを帯びた柔らかな肉体を彼に押し当てていた。

天明は彼女の細くしなやかな腰に手を這わせながら、笑って尋ねた。「旦那が凄いか、それとも彼氏が上手いか?」

莹莹は頬を赤らめ、恥じらいながら答えた。「も、もちろん旦那様の方が凄いに決まってるじゃない」

莹莹の褒め言葉を聞いて、天明はにやりと笑い、彼女の豊かな双丘を数回撫で回してから、名残惜しそうに温泉に横たわり、青空を見上げた。

「彼と何年過ごしても、あなたと過ごした数回ほど心地よくないわ」莹莹は甘えた子...