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483話

「紅梅のご主人は隣の部屋にいるんだぞ」そう思うと葉天明の胸は高揚と興奮で一杯になった。彼は激しく腰を打ち付け、自らの情熱を解き放った。

「あぁ……あなた、すごい……」紅梅おばさんは夢うつつの中で嬌声を漏らし、八つ足のタコのように葉天明の体にしがみついていた。わざと大きな喘ぎ声を上げ、まるで隣に聞こえないのが怖いかのようだった。

隣の部屋にいる孫梁棟もその物音に気づいていた。その音は明らかに先ほどの自分たちよりも激しく、二つの肉体が重なり合う「パンパン」という音が壁越しにはっきりと聞こえてきた!

しかもその音は数分経っても止む気配がない。この世に自分より凄い男がいるというのか?

カールし...