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478話

葉天明は床の水痕を見下ろし、心が震えると同時に、異常な興奮と高揚感を覚えた。

沈薇薇は明らかに長期間満たされていない状態だったからこそ、先ほどのような場面が起きたのだろう。

葉天明はもう時間を無駄にせず、自分の弟を沈薇薇の口から解放し、彼女の入り口に向け、濡れそぼった場所で軽く擦り合わせた。

沈薇薇の体が一瞬震え、頬に二つの赤い染みが浮かび上がった。彼女は不意に両脚をきゅっと閉じ、葉天明の行為に突然抵抗の気持ちが湧いてきた。

「葉村長」沈薇薇は急に冷静さを取り戻し、強引に葉天明から身を離した。その美しい顔は冷たさに覆われていた。

葉天明は蝿でも飲み込んだような顔つきになり、苦々しい表情を...