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422話

彼の小麦色の肌と引き締まった筋肉を見つめながら、彼女の心臓は「ドクドク」と止まらなく鼓動していた。

「お兄さん、よく体鍛えてるの?全身筋肉だらけで、ボディビルダーみたいじゃない」小美は熱い視線で彼の体つきを見つめた。

「昔、学生の頃はよく鍛えてたけど、そこまで大げさじゃないよ。ボディビルダーとは雲泥の差だって」葉天明は笑いながら言った。

小美は花が揺れるように体を震わせて笑った。「冗談じゃないわ、お兄さん。その体なら、完全にジムのトレーナーになれるわよ」

葉天明は軽く微笑むと、体を反対側に向けた。

小美の元々熱かった眼差しは、さらに興奮と高揚に満ちたものへと変わった。

彼女は内なる...