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379話

沈素琴は軽く咳払いをした。「葉…葉先生、私の棚に赤花油があるから、取ってきてくれない?」

「どの棚?」葉天明は急いで尋ねた。

沈素琴はベッドサイドテーブルを指差した。

葉天明はすぐにベッドサイドテーブルに歩み寄り、一番上の引き出しを開けた。

しかし、目に飛び込んできたのは紫色の小さな宝物だった。

彼は驚きと喜びが入り混じる思いだった。この小さな宝物は彼にとって見慣れたもので、振動すれば女性の体を全身しびれさせるものだった。

彼はずっと沈素琴を欲望がほとんど無視できるほど低い女性だと思っていた。だからこそ、彼女はこれほど長い間、貞節を守り続けてきたのだろうと。

彼女は真面目な良家の...